シュレッダー
シュレッダーとは?
シュレッダーには産業用の破砕機の他に、オフィス用品として普及しているペーパーシュレッダーがあります。情報漏洩を防ぐためやプライバシーの保護を目的に、不要になった廃棄予定書類を裁断する機械です。
オフィスで通常使用されるのは電動式の大型タイプですが、家庭での使用には手動手回し式のシュレッダーや個人用の小型シュレッダーも販売されています。
シュレッダーの製造メーカーによって紙のカットの仕方に違いがあります。家庭用の手回し製のものには縦カットのものが多く、その他のカットの仕方としてはスパイラルカットやクロスカットなどが存在します。
シュレッダーの誕生秘話
今や大切な書類はシュレッダーに掛けてから捨てるのが基本になった世の中ですが、シュレッダーがこの世に生まれたのは1909年のことでした。しかしアメリカの発明家であるアボット・オーガスタスは、特許を取得したものの実際にシュレッダーを工場で生産することはありませんでした。
次いでドイツのアドルフ・エインガーがパスタ製造機をモデルにシュレッダーを考案します。日本においては、1960年に明光商会がうどん製麺機からヒントを得て製作したシュレッダー第一号が販売されました。その当時はすぐにヒット商品となったわけではありませんでしたが、やがて産業スパイが横行し始めると、シュレッダーの売り上げは伸び、今やオフィス用品として欠かせない存在としての現在に至ります。