クラフト封筒
クラフト封筒とは
クラフトと聞くと、手芸品や工芸品の様な手作りのアートを思い浮かべる方もおられるかも知れませんが、実はこちらのクラフト封筒とは手作りされた、もしくは手作りした封筒のことではありません。クラフト封筒とはつまり、クラフト紙と呼ばれる通常は漂白されていない茶色い色の紙が用いられているので、その様に呼ばれているのです。
クラフト紙を作る際には、木材チップに薬品を加えて熱処理するクラフト法が用いられます。白く漂白しないものは比較的強度の高い丈夫な紙になるので、包装紙やクラフト封筒などにはぴったりの素材となっています。
クラフト封筒のいろいろ
クラフト封筒は、その用いられているクラフト紙によって色合いや用度が異なります。通常のクラフト封筒としては薄い茶色か明るい茶色の封筒が多くみられますが、この封筒は中身が透けにくく、強度の高さとコストの低さが魅力の半晒クラフト紙を使用しています。
濃い茶色のクラフト封筒を見掛けることもあるかと思いますが、こちらの封筒は未晒クラフト紙と言い、全く漂白せずに作られるため、他のクラフト封筒よりも濃い色味とザラっとした手触りのある封筒となっています。素材感を楽しめるクラフト封筒として人気がありますが、色味が濃いために印字にはあまり向いていない封筒と言えるでしょう。
漂白されているクラフト封筒は白い色の晒クラフト紙を使用していますが、封筒に字を書いたり印字する場合にふさわしいクラフト封筒と言えます。