片くるみ
片くるみとは?
片くるみとは、厚紙の台紙の付いた本文に表紙を糊付けする製本形態のことを指します。一方、くるみ製本とは、表紙と裏表紙が同じ一枚の紙から出来ており、それが本文を挟んで糊付けしているタイプのものを指します。
片くるみの特徴としては、裏表紙が丈夫な厚紙から出来ているため、デスクなどの平らな場所ではないところ、また下敷きが無い場合でも文字が書きやすいことが挙げられます。
また他にも、片くるみで製本されている用紙の場合、その表紙が用紙の糊綴じされている部分に接着されていないため、破る必要がなく中身の用紙を簡単に取り外すことが出来ます。
片くるみの種類について
片くるみで製本されている文具として挙げられる物の中には、メモ帳・一筆箋・レポート用紙が含まれています。片くるみメモと呼ばれることもあり、小さなメモ帳タイプなどには表紙に可愛いイラストが付いていたり、アニメのキャラクターのものが多くあります。その多くは、横書きが基本となっています。
長方形タイプの一筆箋の場合には、縦書きが基本のメモ帳となり、和柄の表紙のものが多く見受けられ大人っぽいのが特徴的です。ちょっとした挨拶を記して贈り物などに添えられることもあります。
横書きが多いレポート用紙の場合、主に学生の方が使用されるサイズはB5の物が多いでしょう。国際的にはA4 サイズが標準となっているので、日本の企業の多くはA4サイズのレポート用紙を使用しているところがほとんどとなっています。