蛍光ペン
蛍光ペンとは?
蛍光ペンとは、蛍光性のインクを用いたフェルトペンのことです。半透明のインクのため、文字を書くためではなく、主に重要な目立たせたい箇所にラインを引いたり、印をつけるために用いられます。カラーバリエーションが豊富なのが特徴的です。
ものさしがなくても、フリーハンドで教科書や参考書に綺麗にラインを引けることや、蛍光ペンのラインを引くと重要ポイントがひと目で分かるようになるので、大変便利なペンと言えるでしょう。
最近では、間違ってラインを引いてしまった場合でも慌てることなく、何度でも書き消しが可能な、こすると消える蛍光ペンも販売されています。
蛍光ペンの誕生
蛍光ペンが最初にこの世に登場したのは1971年のことでした。1855年に鉛筆メーカーとして創業されたドイツのスタビロ社が最初に蛍光ペンを製造販売しました。このスタビロ社の4代目社長であったグンター・スワン・ハウザー氏が、1971年にアメリカを訪れた際にその地の学生が普通のフェルトペンで教科書にラインを引いているのを見たことから、蛍光ペンが考案されたと言われています。
さて、半透明な蛍光性のインクを用いている蛍光ペンは、何故光って見えるのでしょうか?暗い場所では光ることのない蛍光ペンですが、明るい場所では光って見えるものです。これは明るい日光やライトの光を、ある特定の光の波長に変えることによって鮮やかな蛍光カラーへと見せることができる仕組みになっています。